空飛ぶあっちゃんの 自由発想沖縄料理 〜食は笑顔を運び心を紡ぐ〜 第2回

『エ~、姐さん、こんなナーベーラー(へちま)食べられないさァ~』

大も小も形も色々あれど、先っぽに花の付いた1、2週間前後がへちまの食べ頃!! 酢と仲良しです

沖縄県は、長年ヘチマを研究しています。その成果が、新品種、形が均一なヘチマです。そのおかげで、各県のアンテナショップでも販売され広まるようになりました。でも、まだまだ、あかこすり=タワシのイメージ。前回でも書きましたが、緑のカーテン運動をゴーヤーやヘチマ料理から広めている私。全国の自治体や学校の要請により、都内は勿論、広島の山また山の猿が遊びに来る公民館や、大震災後の宮城県女川町や仙台にと飛び歩いて15年。勿論、故郷沖縄にも。そうそう、沖縄で真っ先に応援して下さったのは、前知事の翁長氏が那覇市長の時です。
この夏も、ヘチマ料理を紹介しまくりでした。どこでも、ナーベーラー料理は、大人気。「ヘチマって、あまいねぇ!」と。ドゥジルの甘さに気づいた人も(ドゥジルとはヘチマに含まれている水分のこと)。生で食べたことのない皆さん、生で食べてみて、ほのかに甘く美味しいですよ。


夫が埼玉所沢で育てているヘチマは、曲がりくねったものや美らカーギーのもの、大・中・小と大きさも形も様々。そのヘチマを使った人気メニューは、味噌ウブサー(鯖味噌缶に味噌を少し足し、豆板醤を加えるだけ・辛さを加減し、熱々沖縄そばや冷麺仕立てにもあう)や、刺身(変色を防ぐため、酢を軽くふってツナ缶・ゴマダレをかけるだけ・サラダにもOK)の時短料理。食べた人が、みんな、「マ~サンドウ!(美味しい!)」と、笑顔・笑顔。

自称ヘチマ料理博士の私が銀座の沖縄料理屋さんに唖然

面白いエピソードをひとつ。
板橋区でヘチマ料理を紹介。沖縄出身の人も参加していたわ。沖縄料理屋開いているので、ヘチマを譲って欲しいと懇願され送ったら大変喜んでもらい、何年か継続して送っていたの。その店以外にも、群馬や都内の沖縄料理屋さんへ段ボールいっぱい送って喜ばれたの。ある時、銀座の沖縄料理屋さんを紹介してもらい、「1本100円、送料着払い」という条件で段ボール箱いっぱいのヘチマを送ったの(簡単料理法なども特別に書いてね)。ところが、届いたはずなのに、一向に返事無し、忙しいのかなあ~、でも、生だからと心配になって、「届いたかしら?」って電話を入れたの。そしたら、なん~と、返ってきた言葉が、「エ~、姐さん、あんなでかくて、形が色々なナーベーラー食べられないさァ~」でした。唖然とした私。自称ヘチマ料理博士の私が、選別し、丁寧に1本ずつくるんで送ったのに、ですよ。「あ~」と悲しくなってしまった。あまり料理を作ったことのないウチナンチュウだな~、とも思ったサ~。皆さ~ん!


ヘチマは、繊維ができない限り、太っちょでも、長くても、種があっても、種ごと美味しいです。また、形が曲がっていても、柔らく美味しいのです。お試しあれ!!

(ハイサイ! ウチナータイム! 2018年11月号より再掲)

高山厚子
たかやまあつこ

1943年沖縄県旧羽地村(現在名護市)生。
名護高校・琉球大学卒。元東京都小学校校長。
沖縄料理研究家。修学旅行アドバイザー。
執筆、講演活動、料理教室(自宅&出張)などで全国を飛び回る。
NHKワールド・あさイチ等テレビ出演多数。
・琉球大学同窓会関東支部長
・著作『緑のカーテンの恵みを食べよう』他

アメブロ『空飛ぶあっちゃんのブログ』にて沖縄料理発信中
沖縄料理を学びたい人は、料理教室へご参加あれ!
有楽町線・副都心線平和台駅徒歩5分

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